暮らすルーム的用語解説「伴走する」ってなに?
その質問にお答えしマス(不定期掲載)
いつも暮らすルームをご利用いただき誠にありがとうございます。当方、栃木県宇都宮市を拠点に、近隣エリアおよび関東圏にもお手伝いに出ている現場主義型収納術師のため、なかなか腰を据えてお伝えしたいことを発表できず日々もどかしかったりもします。
ですが、お客様とフェースtoフェイスで行う現場作業ではたくさんの質問を受けます。そして思ったのです。その質問は皆さんも持たれる質問かもしれないと。
ということで、いただいた質問を深掘りしてお伝えする「その質問にお答えしマス」を不定期掲載することにしました!!第一回目は、暮らすルームのウエブサイトに記載されている単語の意味「伴走する」からお答えして参ります。
隣にいることで、やりたくない片づけへの勇気が出る
「ところで、ホームページにある『伴走する』ってなんですか?」
栃木県の県北地域で整理収納のお手伝いをさせていただいたお客様からの質問でした。
たしかに、暮らすルームでは「ひとりではなかなか進まない片づけを、私が一緒に伴走して、私の持っている知識やテクニックを使いながらサポートする。そんな役割を担うのが暮らすルームです」などと書いてあります。
センスのある家具をどう活かすか深く深く考えていた私は、突然の質問に少しの間を空けてからこう答えました。「一緒にやりますってことです(笑顔)」。
お客様は心お優しい方ですので「なるほど」と納得してくださいましたが、きっと、もっと、本当は、別の言葉で聞きたかったのではないでしょうか。この場を借りて説明させていただきます。
伴走とは走者のそばについて一緒に走ることを言います。
https://jbma.or.jp/blind/
特にブラインドマラソンにあたっては、伴走者は障がい者ランナーと一緒に走り、視覚障がい者の目となり方向を伝えたり、障がい物を避けたりする役割があります。
特定非営利活動法人日本ブラインドマラソン協会(jbma)様のWEBサイトを拝見しますと、上記のように書かれています。
私がお客様にお話しした「一緒にやります」も、お客様の目となり何をどうするか隣で話しながらゴールを目指すことをぎゅっと凝縮した言葉です。
暮らすルームは現場主義です。お客様のお悩みをヒアリングして、一緒に課題を解決し、お客様のモヤモヤを解消する現場にやりがいがあるのです。ですから、モニター越しでのお片づけスタイルではない伴走スタイルが合っているのです。
そしてもうひとつ。整理収納をご依頼いただくお客様をみていてとても重要だなと思ったことがあります。
それは、私がいるからやれるというタイプの方が一定数いらっしゃることです。
片づけができないと嘆かれるお客様の場合、基本的に片づけを後回しにされることが多いです。
そんなお客様が、これではいけないと重い腰をあげて私に連絡をくださった。もしかしたら、再びその腰をおろしてしまうかもしれません。
そんなとき、私が来ることで、なんとか腰をあげてくれるわけです。
いる、いらないの分別など、お客様しかできないことをやっていただくわけですが、私が隣にいることで、やりたくない片づけへの勇気が出るんですね。
そうして走り切ってゴールした時、苦手だった片づけが出来たという経験がお客様を笑顔にしますし、せっかく片づいたのだからキープしようという意識が生まれます。
ですから、片づけの伴走ってとても重要だなって思うのです。
これからも、暮らすルームは現場での伴走主義でお客様のお悩みを解決し、お部屋も心もスッキリ晴ればれを提供したいと思います。