老後破綻を考える

整理と収納をシゴトとしている、栃木の整理収納アドバイザーの秋山コズエです。

先日、知人の紹介もあり、日本FP協会栃木支部主催のマネーセミナーに参加してきました。
じつは、お金の知識を学ぶのがけっこう好きなわたし。

私の経歴に、金融系企業勤務とか保険会社勤務とか記載していますが、金融系とはいえトラブル解決の交渉業務に携わっていたので、資産形成の商品とか年金問題に詳しくなる業務ではありませんでした。

私が20代の頃ですが、独学でファイナンシャルプランニング技能士(FP)3級の資格を取得しました。
資格を取得しようと思ったきっかけは、自分にお金や保険の知識が無さすぎて、「生命保険募集人に言われるままに、要らぬ大型保障の生保に加入してしまった」という、若気の至りがありました。20歳そこそこのお嬢(ワタシ)に、何千万円の保障・・・背負うものがなにもない若者に、そんな大型保障が必要なワケないのです。

今となっては誘い文句も忘れましたが、「社会人になったらそれくらいの保障が必要である」ということを説明されて、契約すると東京ディズニーランドのチケットがもらえるという「魅力的なオマケ」にまんまと釣られて、契約書に押印したことは今でも覚えています。

その後、2、3年経った頃に別の保険乗合い代理店(乗り合い代理店=複数の保険会社の商品を扱う代理店で公平に商品を扱う店)の方と出会い、「掛け捨ての大型保障は、安い保険料で高い保障が得られるけど、今本当に必要かな?」という言葉で、気づいたのでした。

「知識がないこと=損をしていることに気づけない」ということを、そこで初めて学んだのです。

その後、その大型保障はすぐに解約をしました。そして保険料は上がっても長期的な貯蓄にもなる保障など、保険にはたくさんの種類があることを乗合代理店の方に教えていただき、自力でも保険を勉強しました。また、昔は利率がよく運用されていた個人年金商品は、一見すると地味に見えるし、加入していた生命保険会社(前途の人とは別)の担当者からは、他の最新商品に乗り換えるよう猛プッシュを受けましたけど、それこそが手放さずに温めた方が良い高い利率で運用されているなど、友人知人に教えてあげたい有益な情報を知ることもできました。

20代前半で自分が損をしないようにと学び始めたお金の勉強でしたが、いつしか自分の知識のレベルを知りたくなりまして、ファイナンシャルプランニング(FP)技能士3級という資格にチャレンジし、独学でもなんとか合格することができました。これが、私がお金の勉強に興味を持ったきっかけです。

さて、前置きが長くなりましたが、FP取得から二十数年、知識は邪魔になりませんから相変わらず「学び」は続いています。というか、金融商品や情報はどんどん更新されています。あの頃は「若気の至り」でしたが、50歳が迫りつつある今の私にとっては、老後のために「年金」「資産形成」など知りたいことは尽きません。そんなことから「老後破綻を防ぐ」というテーマに惹かれて日本FP協会栃木支部さん主催の無料セミナーへ行ってきました。

・老後二千万円問題
・iDeCo(イデコ)
・新型NISA(二ーサ)

ニュースや情報番組でこれらのワードを聞いたことはあっても、詳しく説明して!と言われると難しい。そんな話題になった時に備えて
講師の池田猛(CFP)先生から学ばせてていただいて来ました。

今のわたしは、整理収納(片づけ)アドバイザーでもありますが、「生前整理二級認定指導員」でもあるので、老後破綻を防ぐためにも年金や資産形成は切り離せないテーマなのです。この記事を読んでくださっている60,70代の親世代の方、私くらいの40,50代の娘息子世代の方へ、少なくとも私に「若気の至り」を教えてくれた人のように自分の利益を優先せず、人のためによりよい知識をお伝えできるようにこれからもお金のことは学び続けていきます。

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